となりのトトロ?ストウブで豚バラブロック肉のトロトロ角煮
ストウブで角煮ですが、今回のテーマはただの角煮ではなく、となりのトトロならぬトロトロ角煮です。
そう、お店で食べるようなやつを目指します!!!
ストウブで素早く作れるとは言っても、時短なら圧力鍋には敵いません。
特に角煮の場合は弱火でじっくり火を通し味を染み込ませた方が断然美味しいですし、ある程度の時間を掛けなければトロトロにならないのもこれまた事実です。
それに作ってる間、コンロの前にずっと張り付かなきゃいけないものでもないので、多少の時間は気にならない。
というわけで、時短はまったく目指しておりません。
探求すべきは味とゼラチン化であります。
そうです、皆様ご存知の通り、
角煮の醍醐味の一つがトロトロの脂身であることは疑いようがありません(・∀・)
だから味付けだけ頑張っても、お肉が美味しいというだけではチャーシューの域を出ず、それでは角煮マスターとして覚醒したとは言えないのです。
脂身がトロトロのゼラチン状になってこそ、初めて角煮と呼べる料理に昇華するのであります。
・・・
ちと頭がおかしくなってきたので、、続きは最後に書くことにしますた。
材料:
豚バラブロック肉 300〜400g、長ネギ 1/3本、大根 1/3本、生姜 1/2カケ、ゆで卵 2個、
調味料(醤油 大さじ3、砂糖 大さじ3、酒 大さじ3、みりん 大さじ2、めんつゆ 大さじ2、唐辛子 1本、昆布 1/2枚、水150cc)
ストウブ ココット ラウンド 20cm を使用
①豚バラブロック肉にフォークで穴を開けます(味が染み込むように)
②フライパンで肉の全面に焼き目を付けます
これは、余分な脂落としと煮崩れ防止、煮込んだ時に旨味が外に出ないようにするため
脂身からかなりの量の油が出てきますが、気にせず焼き目を付けていきましょう。
③ストウブに焼いた肉と長ネギ(青い部分)と生姜を入れて、材料が隠れるほどのヒタヒタになるよう適量の水を入れて、最初は中火で沸騰したら弱火に変更、フタをして約45分程度下茹でします
④その間に失敗しないゆで卵と大根を作りましょう!
ホラね、なんとも美しい!!ツルンツルンですYO!!
失敗しないゆで卵の作り方はこちら ↓ 「大根の下茹で」もこれに沿って用意します
⑤45分経ってストウブのフタを開けると、ほら、湯船に浸かったおじいさんのような姿のブロック肉と、いい感じにくたびれた長ネギが。。。
これは下茹でなので全部捨てて、肉も両面を流水で流します。
豚バラブロック肉は型崩れしないように、慎重に食べやすい大きさにカットします。
⑥ブロック肉のカットが済んだら、ストウブにゆで卵、下茹で済みの大根と共にIN
ここで調味料をまとめて入れる
⑦弱火でコトコト90分ほど、具材を裏返したりしながら煮込んでから火を止め、冷めるまで放置します。
この過程がじっくり具材に味を染み込ませるのに一役買うわけです。
特にストウブのような蓄熱性の高いものは少しづつ冷めていく過程が効果大。
夜とかの仕込みであれば、冷めてから「鍋ごと冷蔵庫に一晩」っていうのもGood
そして、
食べる前に再度弱火で煮ることで、じっくり味が染み込んだトロトロ角煮が完成!
白髪ネギと唐辛子をお好みでどうぞ
この照り!! ヤタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━ !!!!
脂身がトロトロの角煮は言うまでもないですが、
大根とゆで卵にも味が染みておいしいですYO!!
それにしても、、ちょっとヤバすぎる・・・
売れるね、コレ ! (・∀・)ニヤニヤ
ところで、
なぜ「ストウブで短時間で角煮」ではなく「じっくり煮込む」のか?
それはスジや繊維が加熱されてゼラチン化するためには時間が必要なのです。
スジや繊維などは加熱によって最初は固くなるのですが、その後も加熱を続けるとゼラチン化してとろけるように柔らかくなるという性質があります。牛スジ煮込みなどもこの理屈です。
外食などで稀に、やたらプリプリと歯ごたえがあり過ぎる脂身などに出会うのは、加熱が足りずゼラチン質になっていないためです。
まあ、それでも料理が角煮じゃなきゃ良いのかも知れませんが、私はプリプリ歯ごたえのある脂身は苦手です <丶´Д`>ゲッソリ
蓄熱性の高いストウブを使えば、このようにじっくりコトコト味を染み込ませることができ、改めてストウブ鍋の実力に惚れることになるレシピです(・∀・)イイ!!