究極のクロワッサンを求めて FAUCHON フォション編
先週からの続きですが・・
玉川高島屋の中を探索し、
前回のPAUL ポールから地下街をそのままトコトコ歩くこと1分、
皆さんにおなじみの
FAUCHON フォション もこちらにお店を構えています。
さすがは玉川高島屋であります。
お店の門構えと言いましょうか、入る前から思い切りフォションの雰囲気なのは笑えます。
いや、笑ってはいけませんね。力が入っています。
でも門構えに全力を使ってしまったせいなのか、
極めてシンプルな包装になっており、
パンは透明ビニール袋に入れられ、玉川高島屋のロゴ入り赤テープで止められ、最後も玉川高島屋のロゴ入りスーパー袋(コンビニ袋)に入れられるという意表を突いた攻撃に不意打ちを喰らい ( ゚д゚)ポカーン とすることになります(笑)
たぶん
「どこの安売りスーパーで菓子パン買ってきたがや?」
というビジュアルです(爆)
こちらのパンは相対的に全部小さめで
「手の平」サイズではなく、指を除いた「手の甲」よりちょっと大きいサイズのパンが多い印象です。
クロワッサン 216円
クロワッサンはバターを使うので油が多く、紙袋に入っていると食べる時も周りを汚さず安心なのですが、ビニール袋っつうのはちと辛いですね。
ウチでは専用トースターで温めて食べるので、熱い状態のをビニール袋には入れられないし(悪いのが出る)、ここは改善されるといいなぁ。
さて一口、、
外側はサクサク系ではなく硬めですが、香ばしい、いい香りがします。
生地は甘みは少なめで水分を残してしっとりしており、なかなか美味しいです。
形も両端を寄せるリング型(三日月型)のもので、印象に残るクロワッサンではありました。
次に、その他のパンをご紹介!
と思ったら、、
もう一つ問題が発生しました。
いつもレシートを見ながらパン名や値段を入力しているのですが、、、
こちらのお店はやはり門構えで全ての力を使い果たしてしまったようで・・・
レシートの記載が
「パン 外 個数 金額」
「パン 外 個数 金額」
「パン 外 個数 金額」
と羅列されています。。。(パンの名称がすべてパンで統一)
普通ならこうあるべきなのですが・・
「クロワッサン 外 個数 金額」
「パンオショコラ 外 個数 金額」
「アップルパイ 外 個数 金額」
レジスターには「パン名」が登録されていないため、全て「パン」表記で「外税」で「個数 x 金額」というレシートだったので、誰でも分かるクロワッサンは良いとして、それ以外の名前が分からなくなりました。。(´Д`)ハァ…
まあドンマイ、
こんなのが売ってんのね、って感じで見て下さい(笑)
パン 119円 (笑)
可愛い豆バケットみたいなもの。
ウチの専用トースター ↓ で「フランスパン」ボタンを押して温めたら、すごいいい香りと焼き上がりのような状態になって美味しい!これはヒットでした。
やはりクロワッサンとかフランスパンとか極めてシンプルなものが、一番そのお店の実力を測れるものですね!
パン 194円 (笑)
こっちは、メロンパンみたいな感じで、上がほのかにレモン風味のもの。
やはり手の甲サイズ。
温めて食べたらビスケット生地がサクッとした感じに復活し、
下のパン生地との相性もバッチリでした。これも美味しい。
あの〜正直申し上げると、
ある程度ブランドが確立したところは「名前だけ」でがっかりした経験が過去にもあったので、
- やたらと立派なお店の門構え
- 全般的に小さめのパン
- 簡易すぎるスーパー並みの包装
- 品名「パン」と省略されたレシート
などの条件が揃ってしまうと・・・
嫌な予感が的中!
になるものだと、食べる前から信じて疑いませんでした。。
しかし、
ここのは真面目にパンを作ってる感じがして、それぞれ味も良かったです。
変な先入観を抱いてしまいゴメンちゃい!
ただ、手抜きの部分は将来的には改善してほしいものです。
私たちが日本に居ながらヨーロッパ発の様々なパン屋さんで買い物できるのは非常に恵まれているのですが、単にパンを買うという行為だけではなく、そのお店の雰囲気、パンが店頭にきれいに並んでる光景、紙袋や手提げ袋といった様々な要素を通じてそのブランドの世界感に浸り楽しんでいるということがよく分かりました。
そうやって作り上げられるのがブランディングなのですね。
それを教えてくれたのが、ここの簡易包装です。フフフ
よかよか、
こんなディスプレイに頑張りすぎたのが響いただけなのよね。
女の人の顔がバケット(フランスパン)で隠れてる・・・
そして唇には原料の小麦・・何気にかなり斬新なセンス、、さすが
パン屋さんの本質であるパン作りの面においては手抜きなく、
そこには好感を持ちました(・∀・)