銀杏(ぎんなん)職人の憂鬱・・ 2017編

今年も無事に終わったお正月ですが、

 

栗きんとん鏡餅の台座しめ飾りに代表されるように、

金運に恵まれそうな綺麗なものが縁起物として好まれますよね。

 


そんなことから銀杏の出番になる訳で、、

 

普段は茶碗蒸しくらいでしか出会う機会がないのに、不思議なものです。

 


昔、韓国に行った時は、

繁華街:明洞(みょんどん)の屋台で

マックのフライドポテトみたいなカップに入れた山盛りの剥き銀杏を売ってました。

 

向こうでは銀杏をスナック感覚で食べる習慣があるようです。

 

 

 

秋口に美しく黄金色(こがねいろ)に輝き街を彩る銀杏並木(いちょうなみき)

 

ところで、

銀杏とかけましてくさやと解く、その心は?

 

 

じゃなくて!


銀杏と書きまして、いちょうともぎんなんとも読みます

 

銀杏並木のあまりの美しさに心を奪われ、

思わず近づこうものなら、

待っているのが銀杏のスカンク攻撃

 


自分の身を守る為に発しているという その臭いは半端なものではありません。

その銀杏に焼きを入れて剥く作業がまた大変なんですよね。

 


最初はデバイヤー  ⏬  のフライパン  🍳 で焼きました。

 

 

その後は 🦀  カニバサミで割ってから

片方にいつも活用してるディアスキンのグローブ  ⏬  をして

 

もう片方で殻から取り出し薄皮を剥く、という気の長い作業になります。。

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最初は順調だったのですが、途中からうまくいかなくなってしまい・・

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集中力の低下とかじゃないですよ

 

この要因は

温度の低下

 

アッチッチの状態じゃないと薄皮はきれいに剥けなくなる、のが判明!

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それじゃあ、と

 

薄皮が付いたまま再度火に掛けてみたら、

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少しは剥きやすくなったけど、最初ほどじゃない

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しかも、銀杏の水分が飛んでしまうという新たな問題が発生

(´(・)`)クマッタ・・  コマッタ・゚

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ネットでググると

瓶のフタを開けるためのゴムシート(100円ショップ)を2枚重ねて擦るとうまく薄皮が剥ける、とか出てきたけど、、

 

たまにネット情報に騙され失敗する私の勘がやめとけと言っていた(笑)

 

 

何より銀杏が柔らかいので潰れそうだし、、

ハズレだったら必要ないゴムシートが2枚も溜まってしまう。。

 

 

 

数日後に再挑戦

気合を入れて道具も並べてみる

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今度は最初に殻を割ってから焼きを入れるパティーンも加えてみる

(失敗するかもしれないので半分だけ)

  

で、焼くのに向いてそうなスキレットに変更

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ウチでは

スキレットもヘビーユースしています(・∀・)

 

  

最初に殻を割ってから焼きを入れるパティーンがうまくいったので、

 

確認のために割ったものだけで再度検証してみた

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うん、間違いない

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結果的に最初から割るパターンはうまくいきました

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これからは この方法で生きて行こうと思います (・∀・)

 

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