高知かわうそ市場のブリが届いた
こんにちは(・∀・)
去年の11月中旬に
私がフォローしている高知かわうそ市場さんから
こんなツイートがあって、
その後にメディアで取り上げられたりして、結構大きなニュースになってました。
なんでも養殖のブリって大きくなり過ぎると身が固くなって味が落ち消費に向かなくなるらしく、「そのまま海で活かしとけばよい」とかじゃなく、賞味期限のようなものがあるそうです。
ブリは出世魚ですが、
イナダ → ワラサ → ブリ ってくらいなので、
ブリが成長の最終形態だから、これ以上大きくなっても美味しくはならないということのようです。
また、「売れなきゃ海に放せ」ってのも、生態系への影響から禁止行為になるらしく、ホントに困ってのツイートと思われました。
28万匹余ってるってのも、
素人感覚からするとどれぐらいの量か見当もつかず、
コロナ禍で飲食店からの発注が全面ストップに近い状況になってしまい、
私達が頻繁に目にする「外食産業が危ない」「観光業界が危ない」の先に、
こうした生産者の方々が繋がっていることを再認識させられました。
結果的には
みんながリツイートしたり購入したり、メディアに取り上げられた効果もあってか、半身の方は早々に完売となってたのでホッとしました。
私も微力ながら1つ注文させていただきました。
発送方法はちょっと特殊で、
購入者が到着希望日を入力する形式です。
これには理由があって、
「水揚げされてすぐに捌いて新鮮なまま冷蔵で発送する生の商品です。お魚は冷凍すると鮮度が下がります。漁港で獲れたての味をご自宅で味わっていただくために、一度も冷凍せずに送らせていただきます。」
のコメントが素晴らしいじゃないですか!
わたくしも
買って応援します!と言うものの、
安く美味しいものが食べられる!というよこしまな欲望も横にあって
ちょっと自己嫌悪に陥りつつ、、、
みたいな雰囲気(←ふいんき なぜか変換できる by Google日本語入力)を吹き飛ばすような、、
かわうそさんの、
施されたら施し返す、恩返しです!
漢気(おとこぎ)満点の倍返しなのであります。
その後に、あまりの大量受注による発送遅れなどもあり、
ウチは11月中旬オーダーで12月初旬着の予定が1月初旬着に1ヶ月遅延してしまいましたが、「届かない」とかの問題じゃないのと、もともと大雑把な性格なので大して気にもせず待ってました(笑)
でも・・・その間はかわうそ市場さんのツイッターに結構クレームが入ってて気の毒でした。
「応援というから注文したのにコレか・・」
「そもそも自分たちでさばける数量を受注してください」
「時期の予定が合わなくなったのでキャンセルしたい」等々。。
やはり世の中ストレス満載で、皆さん少し攻撃的になってんでしょうか
- ブリは出世魚でお正月のおめでたい時期にピッタリだとか
- 寒風吹きすさぶ海の生簀から新鮮な海の幸を獲ってくれて感謝とか
少しだけプラス思考で、まぁ温かいお茶でも飲んでちょっと落ち着きましょう、と。
そんなこんなで
お正月に発泡スチロール箱で無事到着
ロックアイスがガンガンで
釣り帰りのクーラーボックスみたいな雰囲気(笑)
中には背側とお腹側の大きな柵が2つ、皮も剥いであります
初日はお刺身に適したお腹側を頂くことに
ブリトロの部位を落として大きさを揃えます
ブリトロは、ちょー脂が乗ってて水分を弾くので
お醤油が入りやすいように飾り包丁を入れていきます
一度も冷凍しない、
冷蔵のままで高知からクール宅急便で届いたお刺身
縁起の良い出世魚、ツヤツヤのテッカテカであります
同じ柵なのに、ブリトロの身の色がかなり違って驚きますね!
とても美味しく頂きました!
お正月早々に、
食べ物から、なんか凄いパワーを頂いた気がしました(・∀・)